FXを使った為替ヘッジについて

外国株式や外国債券を保有している投資家の一番の悩みは為替の変動です。

せっかくの値上がり益や金利収入が為替差損で減少または損失になったら、何の為の投資か分かりません。

それで為替ヘッジをして為替差益が出ている場合でも為替リスクを回避したいと思います。

ただ個人では為替リスクを回避する為の為替ヘッジの方法が有りません。だから外貨建て資産に投資をする場合は、為替リスクをそのまま受け入れるか、初めから為替ヘッジをしてある商品に投資をするしかないです。
l_113
しかし変則的な為替ヘッジの方法は有ります。

それはFXを活用することです。

FXなら外国通貨を売ることが出来ますから、外貨建て資産に投資をしている場合は、その通貨をFXで売ることによって、変則的に為替リスクを回避出来ます。

変則的の意味ですが外貨建て資産への投資とFXは別物だからです。
20140626132327b89
しかしこの方法なら普通は、為替ヘッジはヘッジ対象の資産を売却の時だけ為替ヘッジが終了ですが、FXならば自由にヘッジを外すことが可能です。

だから売りがうまくいって利益になったなら決済して利確することが可能になります。

だから普通の為替ヘッジよりも使い勝手が良いです。
537d1f7b
ただこの方法にも問題が有って、まずFXは証拠金が必要でヘッジ目的だからレバレッジを1倍にするわけですが、1倍分証拠金が必要になります。

だから債券だと資金が2倍だから実質金利が2分の1になります。そして売りだからマイナススワップが付きます。

マイナススワップは証拠金の維持率を下げますから、スワップ分入金しておかないと追証になってしまいます。

スワップ分は支払いですから損失でして、これはスプレッドと同じくヘッジコストとして考えれば仕方がないことです。
l_031
そして一番の問題はFXは株や債券と損益通算できないから、FXの方がマイナスになると税金を多く払うことになります

FXを使った為替ヘッジは効果は有りますが、期待された効果が出るかはその時の相場次第ですから、あまり有効な方法とは言えないから、利用する時はタイミングを選んですることです。

 

FX取引というのは、いろんな方法や手段があります

FX取引というのは、いろんな方法や手段があります。

FX取引とうのは、単テキに言えばお金でお金で買う、お金とお金を交換するというのが基本であり、この時の例は円をドルと交換する、又は、円でユーロを買うといったシステムです。

つまり、円を外国の通貨と交換するのが基本になります。

通貨というのは、各国によって通貨の比率、為替レートというのがありますので、FXで利得を得るということは、此の為替レートの変動値の幅によって得ようとするのが基本です。

従って、FXの特徴としては、そんなに株の相場のように上下が激しく変動するものではなく、あくまでも貨幣単位のレート幅の変動なので、ゆるやかに少額単位で変動するのが普通です。
097

レバレッジという仕組みについて

ただFXの取引の仕方で変動値が少ないというのは、取引専門家に言わせれば妙味が全くないのです。 そこで、取引上妙味を持たせるために取引を斡旋するFX業者に、預入金(証拠金)を入れると、その何倍もの取引ができるという方法があり、即ち、取引上妙味を持たせるようにしたものです。

即ち、預入金、手持金額の数倍単位で取引が出来るというシステムが有り、これを特別な名称を付けられた「レバレッジ」という仕組みなのです。

この取引方法に依って、僅かな投資金額でも大量の利得(損失も有ります)を狙うこともできます。

095

バイナリーオプション

又、取引方法として面白いのは、ギャンブル的な要素が有るということです。

FX取引きには取引方法が沢山ありますが、例えば、「バイナリーオプション」という取引が有ります。

参考:バイナリーオプション入門

皆さんは、最近ではありませんが時代劇の映画の中で、丁半による博打というのが有るのをご存知だとおもいますが、これはサイコロの目が偶数だったら丁、奇数だったら半という風に、二つの答えに一つをあてるというやりかたですね。

これは、サイコロ勝負でなくとも、別に丁、半ばかりでなく、表か裏か、白か黒かの2分の1の確率を当てるだけのものです。
087
実のところ、FX取引にも、このような取引き手法があるのです。此れは初心者には打ってつけのやり方とも言えそうで、円の為替レートが基準値より比べて高くなるか、安くなるか違い、つまり、高く変化するか、低くなってしまうかを予想するだけで取引が出来てしまうんです。 この取引方法を専門的な用語で「バイナリーオプション」と言っています。

他にも、FX取引にはいろんな方法があります。

海外FXを利用するという選択肢も

国内の25倍のレバレッジに規制が入ったことによって、ひそかに人気をあつめているのが海外FXです。

海外FXは、日本の管轄から離れているため、レバレッジ規制に引っかかりません。ですのでレバレッジ400倍~888倍までのハイレバレッジトレードを行うことが可能です。

さらにいえば、追証なしの制度をとっているため、損失は入れた資金以上は発生しない業者がほとんどみたいです。

 

まとめ

FX取引のバリエーションはかなり増えていることがわかると思います。

色々と検討してみて、自分が良いと思う取引方法でFXをすればいいでしょう。

FXを定期預金の代わりに?

FXと聞くと、一攫千金のギャンブルというイメージを思い浮かべます。なぜなら、「FXをで1000万円稼いだ」、「FXで1000万円損した」などという類のニュースや噂をよく耳にするからです。FXの性質上、それは本当のことです。
gettyimages_85167804
FXには、レバレッジというものがあります。レバレッジとは、中学校の物理の時間に習った、テコの原理のテコのことです。FXでは、自分の預け入れたお金を担保に、その何倍ものお金を借り入れて運用することができます。これをレバレッジと言います。

具体的に言うと、あなたが10万円のお金をFX業者に預け入れて、その10万円を担保に100万円を借りて取引したとします。この時、10倍のレバレッジをかけたことになります。もし相場が予想通りの方向に動いて買ったら、あなたは10万円と取引した時の10倍の利益をえることができます。しかし、逆に相場が逆に動いて負けた場合、あなたは10倍の損をしてしまいます。
FXが一攫千金のギャンブルの様に思われるのは、このレバレッジを上手く使って勝った人、反対に失敗して負けた人の話題ばかり目立つからです。短期間で大きく勝ったり、大きく負けた方が、みんなの興味を引いて、注目を集めやすいですからね。

それでは、FXではレバレッジを上手く使いこなせないと勝てないのかというと、そうでもあるし、そうでもありません。中には、レバレッジを低くして、しっかり稼いでいる人もいます。彼らは一体、どのように稼いでいるのでしょうか?
011
彼らは主に、レバレッジを低くして長期的にポジションを持ち続けます。FXで利益が入ってくるのには、2つのものがあります。

1つ目は為替差益です。例えば、1ドル100円でドルを買って、1ドル101円でドルを売ります。すると、差額の1円が儲けとなります。これが為替差益です。
094
2つ目はスワップポイントです。スワップポイントとは、金利差のことです。例えば、ドルと円では金利差があり、ドルの方が金利が高いです。金利の安い円で金利の高いドルを買った場合、この金利差があなたのもとに入ってきます。これがスワップポイントです。このスワップポイントは、毎日計算されて、毎日あなたの元に入ってきます
レバレッジを低くして、長期間ポジションを持つ人は、このスワップポイントを狙っているのです。金利の安い定期預金よりもよっぽど金利が高いです。

ただし、注意が必要です。為替差で、一気にスワップポイントで稼いだ利益が吹っ飛ぶこともあります。賢い人は、タイミングを見ながら、レバレッジを低くしてポジションを長く持って、為替差益とレバレッジの両方を得ています。